2012年 10月 20日
2012年、10月20日土曜日の朝、といっても昼にすごく近いが、起きたら天気はあくまで快晴だった。
名古屋・栄のテレビ塔近くにあるメロディ・レーンというお店で「元は極悪非道・労担代理のKT田氏」と「オープンカーで遠乗り大好きな若づくり審査室長・KU藤さん」の還暦を祝うライブが開かれた。
あの2人が老体に鞭打ちステージに上がるのならば、僕もちょっと頑張らねばと、限られた時間に無理に押し込んでもらい、ロウガンズの4年ぶりのステージとなった。
まったく関係ない話ではあるが、このメロディ・レーンって店のある場所、大昔は「雲飛」って店があったんとこじゃなかったっけ。メロディ・レーンには以前にも来たことあるけど、夜ばかり。昼間に素面で来てみて、はじめて気付いた。もっとも、大昔に来てた時も夜なんだけどね。なんでそうおもったかというと、エレベーターを出た正面の階段。「雲飛」って空を見ながら飲める席があったんだよな、確か…。
閑話休題。このステージのために練習したのは先月30日の一日だけ。あの台風の豪雨でずぶ濡れになった日曜日だ。その練習にさえ来られなかったのが約2名いて、リハーサルの前に1時間の練習時間を確保してもらいライブに臨んだが、結果はやはり、推して知るべし。まあ、それなりだ。でも、途中で演奏が止まることはなかったので、上々とするか、われわれとしては。
今回はかつてのドラムス担当・スリッパー乾も、パーカッションと一眼レフカメラを手に登場してくれたし、金沢への島流し組み2人も参加。還暦バンマス「KU藤」さんをメーンに、オッサン達の「レイドバック感」がたっぷりあふれてたのではないだろうか。でもま、そういうのを「ダラダラ感」という、との指摘もある。
演奏したのは「I shall be released」「淋しい気持ちで」「Helpless」「Knockin’ on heaven’s door」の4曲。最後の「Knockin’on」のボーカルに、しゃれたしゃがれ声のアダミス君がゲスト参加してくれた。
いずれの歌も曲想が、明日なきオッサン達にふさわしい、という指摘もある。
僕らのあとはKU藤さんが参加するPPMのコピーバンドの「kkm」と、KT田氏率いる「ミートルズ」。僕はしばらくライブに行ってなかったので、どちらも見るのは4年ぶり。「kkm」はけっこう練習してるのだろう、ずいぶん上手になっていた。ちょっと言い方が上から目線で申し訳ないけど、これ実感。それにずいぶんステージ慣れしたというか、貫録というか…。まあ両サイドは還暦で、平均年齢高いし。
「ミートルズ」は初めて見るメンバーもいて、時の流れをひしひしと…。 でもま、演ってる曲は全然変わってないけど、という指摘もある。 それにしても「ミートルズ」約2時間近くのステージ。めったに歌わないKT田氏がリード・ボーカルという場面も。それにしても、ボーカルやギターは複数いるけど、ドラムやベースなどバックのメンバーは替わりもないので、それぞれが延々と…。体力あるよなあ。
なにはとまれ、4年ぶりライブは無事終了。深まりゆく秋の午後は、すでに人生が深まってしまったオッサン達(一部、おばさんも)の歓声で彩られながら、ゆったりと夕暮れに向かっていったのでした。
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by Rauguns
| 2012-10-20 23:34
| 2012年